切削加工とは、専用の工具を用いて金属や樹脂などの材料を目的の形状へと削っていく技術のことを指します。金属や樹脂などを多種多様な形状に加工できるとともに、コンピューターによる制御が可能なので複雑な形状でも高精度に加工できるというメリットがあります。加えて、材料の厚みによる制限を受けないことや、金型が不要というメリットもありますが、この加工方法には問題点もあるので注意が必要です。切削加工は、材料を削りながら加工していくという特性上、目的の形状が得られるまでに時間がかかるという問題があります。

金型を必要としない切削加工は、計画をスタートさせてから製品として完成するまでの時間は短いものの、一定時間内に仕上げられる製品に限りがあります。小ロットの生産には最適な加工方法ではありますが、大量生産には適しません。そのため、大量生産したい場合は、射出成形など金型を使った加工方法を選択することが大切です。また、材料費が高くなりがちなのも切削加工が抱える問題のひとつです。

材料を削ることで目的の形状を得る加工方法なので、必然的に切屑が発生することになります。切屑を含めた材料費がかかるので、他の加工方法と比べて一つの製品あたりの材料費が高くなる傾向があります。以上が切削加工が抱える代表的な問題点となりますが、低コストで大量生産したい場合には他の加工方法を選択した方が賢明です。しかし、複雑な形状でも高精度に仕上げることができるので、試作品などの制作には最適です。

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