金属や樹脂などの加工に欠かせない切削加工は、精度の高い製品を作り出すとが可能な上、応用範囲が大変広いため形状が複雑な機械部品の製作に最適な工法です。コンピューターによる制御が可能なため設計が比較的簡単なことや精密なデザインが可能で、サイズなどの微調整もしやすい点が特徴です。しかしながらミクロ単位の加工も可能な切削加工では、微妙な条件の違いにより製品状態に大きな影響が出る場合があります。したがって、切削加工を行う場合は細心の注意を払い工具や作業環境のメンテナンスに努めると同時に、さまざまな条件の影響を回避しなければなりません。

まず考えられる影響としては、工具と材料の摩擦による熱の発生です。一般的に物体には温度が上昇すると膨張するという性質があるため、加工時の発熱で製品が熱変形する可能性があります。熱変形を防ぐためには機械の稼働による温度の上昇と加工時間を短縮することが必要で、作業中の温度変化には常に気を付けることが求められます。次に、切削速度も重要な要素です。

切削速度は工作物の寸法精度や仕上がり面に大きな影響を与えるため、適切な条件を選択する必要があります。また、切削速度が速くなると工具の寿命も極端に短くなります。使用する材料の種類や硬さによって切削速度は異なりますが、材料に対応する適正な工具の選択が必要です。切削加工では「加工時間が短く」「工具寿命が長く」、そして「精度が良いこと」が最も望まれることです。

そのため、材料の材質や大きさもちろんのこと、工具や機械の性能も良好な状態を保つことが大切です。

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